漁書日誌 3.0

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ぐろりや会間に合わず

昨日はぐったりしてたので、今日は忘年会で神保町にも出ることだし、年内最後の古書展であるぐろりや会を覗いていこうと思っていた。が、どうにも睡眠バランスが悪く、結局神保町に着いたのは17時半。年内最後の古書展には間に合わなかった。で、ちらとだけ田村書店の外ワゴンを見てみたら、シャルチエの本がカバー欠で100円だったのでそれのみ購入。それから、古書仲間らとの忘年会のために、扶桑書房の事務所に向かうのであった。
帰宅してみると、マケプレ注文していた古書が届いていた。

シャルチエ「読書の文化史」(新曜社)初カバ欠100円
高橋康雄「物語・萬朝報」(日本経済新聞社)カバ帯317円
鹿野政直「日本近代化の思想」(講談社学術文庫)カバ1円
高橋康雄の本は、同じく初期新聞を扱った「メディアの曙」も面白く読んだ。文庫化してよいものだと思うのだが。
しかしまあ、今年もようよう年末で、クリスマスが過ぎると師走も大詰め、押し迫って来たという感じがしてくる。年末独特の、あの慌ただしくも押し迫った感じである。こたつで、みかんで、紅白でという流れの中にようやく一年が終わったなという感じがすると、何かのエッセイで吉行淳之介が書いていたように記憶するが、もうこたつは使っていないし、紅白もまあ国民的番組の座を降りただろう。ここ数年、年末も年明けもあの独特の感じというものを実感しなくなってしまったが、これは時代が変わったということなのか、単にワタクシが馬齢を重ねた故なのか。
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同じく帰宅して届いていたものに、拙稿を寄せた論文集的書物があった。
五味渕典嗣・日高佳紀編「谷崎潤一郎読本」翰林書房

拙稿「谷崎と装幀」を収録しています。ここではエッセンス的なことしか述べていませんが、創元社と谷崎についてのちゃんとした論文を準備中です。アマゾンに登録していないようなので、登録されたらまたリンクを張ります。