漁書日誌 3.0

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下町展か

ギリギリの時間であったが、都内に出たので下町展に行く。
18時閉場の17時50分頃会場到着。荷物を預けるところに行くと、もう終わりだから入れませんよ、とにべもなく。時計は17時58分頃を指している。そう、あれはわざとなのか、ここの時計はいつも進んでいる。それがわかっているので、あの時計5分進んでますよ、といって荷物を一方的に差し出した。仕方ないなあという感じの荷物受付のおばあさんがイヤイヤながら荷物札を渡してくる。いやあ本当にお疲れで仕事なんか全くやりたくないし客なんかもう来ないでくれってところにギリギリ押しかけてしまってゴメンナサイね。この不景気に殿様商売で羨ましい限りでございます。こちらもこちらでどっこいどっこいか。
それ時間がないってんで、ザーッと見て回る。半分くらい見たところで、あと5分で閉場ですの声。ここで買うほどでもなかったかもしれないが、先程のこともあり、2冊のみ購入。

カーン「肉体の文化史」(文化放送)カバ500円
マルグリット「ガルソンヌ」(創元社)初版カバ帯200円
その後、会場を後にしてから別の店の店頭でちょいと必要だったカントの文庫を買ったが、しかし会場で買ったカーンのは後版が法政大学出版局から出ていて、勿論そちらが改訳版なのだろうなあと思っていたが、うっかり買ってしまった。失敗である。「ガルソンヌ」は、「寂しさの泉」と共に戦前の同性愛的文学の一つとして前々から安かったら買おうと思っていたもの。一緒に写っている「怪奇幻想ミステリーはお好き?」(NHKラジオテキスト)は別の日に新刊書店で購入したもので、法政大学出版局「叢書・ウニベルシタス1000番到達記念ブックレット」は池袋のジュンク堂で貰ってきたもの。無料頒布している冊子で高山宏他がエッセイを寄稿している。