漁書日誌 3.0

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古書展行けずに

先週は五反田も和洋会も結局は行けず仕舞い。仕事などあり無理であった。まあそんなこともあって、ずっと注文しようか逡巡していたネット古書店の本を注文してみたり。

小山内薫「一里塚」(植竹書院)大正4年5月15日初版凾4000円
ボワロー「詩法」(人文書院)1580円
蘭郁二郎「奇巌城」(盛林堂ミステリアス文庫)限定300部1000円
この他の細かい文庫やら新書は省くが、こんなところを購入。逡巡していた本は「一里塚」。ちょっと背に痛みがあり凾も補修痕あるといっても初版凾付でこの値段なら悪くない。重版凾欠しか持っていなかったので取り替え。背題箋には「小山内薫傑作選集」とある。やっぱ植竹の現代代表作叢書って当時のその作家の全集的おもむきあったのだろうなあと愚考。谷崎の「麒麟」だって、当時のほぼ縮刷全集みたいなもんだ。ただまあ、活字が小さすぎて(印刷もよくないし)読みづらい。ミステリアス文庫は少年もの。ボワローは、ホントは岩波文庫でいいかなと思ったがなかなか興味深い韻文訳本が出ているというのでマケプレで。