漁書日誌 3.0

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下町展間に合わず

下町展、注文品は無かったのだが、これは間に合うのか間に合うなという感じで会場に向かうも、到着は16時55分。ザッと見たが何も買うものはなかった。その後、田村などサーッと流してから、扶桑事務所。


菊池寛「冷眼」(春陽堂)大正10年6月5日5版凾300円
上記一点を購入。著者自装となっているが、この見返しの木版も著者によるのであろうか。
それからネットオークションで落札した半沢成二「大正の雑誌記者 婦人公論記者の回想」(中央公論社)カバ帯300円も届いた。この本、著者の没後12年目に発行されている。もともと昭和40年、嶋中雄作十七回忌のために未亡人へ捧げるつもりで書いた手記だったが、ちょうど「中央公論社の八十年」を出す時でどうやら未承諾で内容を引用、それが元での行き違いから著者の怒りを買った由。著者の没後12年経過してようやく著者の子供から了解取り付け、差し支えないように中身を一部直して中央公論百周年の記念に出版……という経緯があったようだ(「あとがき」より)。著者は大正7年から14年まで「婦人公論」記者。

大正の雑誌記者―婦人公論記者の回想

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