漁書日誌 3.0

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古書と新刊

新刊書店で新書を買い、帰ってきてみると、ネット古書店に注文した本が届いていた。

ワット「小説の勃興」(南雲堂)カバ帯2620円
グロード他「エッセイとは何か」(法政大学出版局)カバ帯1500円
今野真二「百年前の日本語」(岩波新書)定価
鈴木貞美「入門日本近現代文芸史」(平凡社新書)定価
上から二冊が古書である。「小説の勃興」は、他の出版社から踵を接するようにして他の訳者にて「イギリス小説の勃興」というタイトルで翻訳が出ている。「イギリス」の方は日本の古本屋にたくさんあり古書価も千円台、南雲堂版は大体三千円以上の値がついている。これは何かわけがあるかと人にも聞き、結局南雲堂版に手を出したというわけ。「百年前の日本語」は、ネットで知りこれは面白そうだと買ってみたのだが、実は昨秋出版直後に古書で買ってそのまま積ん読になっていたのをすっかり忘れていた。覚えていれば、筑摩選書の新刊「近代という教養」買ったのになあ、と、この本はまた次回。

百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書)

百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書)

入門 日本近現代文芸史 (平凡社新書)

入門 日本近現代文芸史 (平凡社新書)

近代という教養―文学が背負った課題 (筑摩選書)

近代という教養―文学が背負った課題 (筑摩選書)

仲代達矢が語る 日本映画黄金時代 (PHP新書)

仲代達矢が語る 日本映画黄金時代 (PHP新書)

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帰ってきた寺山修司展」@世田谷文学館
寺山修司と日本のアヴァンギャルド」@Bunkamuraギャラリー
これも行かないとなあ。前にやった時の世田文の図録は、あれにしか掲載されていない書簡とかあって興味深かった。今回も図録に書簡が掲載されるようだが……。それからポスターハリスの「寺山修司の原稿と本」も。そうか、没後30年か。没後10年の時にはパルコ劇場やイメージフォーラムでの映画祭に連日通ったなあと、あれからもう20年か。
それからなんと言っても4月からのこれ。
「甘い蜜の部屋展−森茉莉生誕110年記念−」@ヴァニラ画廊