漁書日誌 3.0

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愛書会展

愛書会展初日。3点注文し、1点ハズレ。ハズレたのは円朝の口演速記「怪談 牡丹灯籠」(東京稗史出版社)13冊揃5000円である。桁が違うような(笑)。でまあ、あれこれあって会場到着は閉場5分前。ザッと見て雑誌一冊のみ購入。


谷崎潤一郎少将滋幹の母」(毎日新聞社)昭和25年8月5日発行凾外凾限定千部記番墨筆署名落款入5000円
小川未明「赤き地平線」(新潮社)大正10年1月20日初版凾欠3000円
雑誌「牧神」(12号)200円
バルベー・ドールヴィイ「デ・トゥーシュの騎士」(ちくま文庫)カバ帯600円
谷崎のと未明のが注文品。谷崎のはピンピンの極美といいたいところだが、署名のところにポツポツ黴が。この本これみんな出ているような気がする。製本の糊が悪いのかもしれないが、昭和20年代だし仕方ないか。この本も数年前まではこの三倍くらいしていたけれども、谷崎関係は特に王朝物・古典物が相場的にはがた落ちのような気がする。文庫は会場出てからどこか通り沿いの店のワゴンで買ったもの。
幻想文学大系の復刊、「普遍の鍵」と共に「放浪者メルモス」が出ていた。「メルモス」もむかし読んどかないとと思っていた本だったが今こんなの読んでいる時間ない……。

新装版 放浪者メルモス

新装版 放浪者メルモス