漁書日誌 3.0

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京王新宿大古書市ほか

本日は新宿京王の古書市初日。なんば書籍が来ていた頃には朝イチで列んだものだが、午後ゆっくりと出かける。注文品もない。

大木透「名匠 松本喜三郎」(熊本市現代美術館)カバ500円
伊藤整「誘惑」(新潮社)昭和32年7月29日初版カバ630円
ジェイムス「純粋経験の哲学」(岩波文庫)300円
川端康成「浅草紅団」(中公文庫)263円
安川一編「ゴフマン世界の再構成」(世界思想社)凾帯1000円
なんといっても、「名匠 松本喜三郎」は嬉しい収穫。しかも500円とは。これは熊本市現代美術館で「生人形と松本喜三郎」展が開催された際に昭和36年に限定200部で上梓された本を確か500部だったか復刻したもの。通販でそのうちと思っているうちにすぐ品切れてしまいなんだか篦棒なプレミアになってしまってああもう買えないなと思っていたものである。確か図録も早々に品切れたが問い合わせが多かったのか再版された(今はもう品切れ)。復刻と言っても印影版ではなく新組。ウムまあしかし、明後日の池袋リブロやら来月の渋谷東急もあることだし、少ない出費で良かったのかもしれない。
それから以下は昨日仕事場のある出先の商店街の古本屋で購入したもの。

森敦「わが青春 わが放浪」(福武文庫)210円
柴田錬三郎「わが青春無頼帖」(中公文庫)100円
大江健三郎「みずから我が涙をぬぐいたまう日」(講談社文庫)100円
伊藤計画「ハーモニー」(ハヤカワ文庫)315円
山口譲司江戸川乱歩異人館1」(集英社)315円
小説、特に乱歩のようなもののコミック化作品は安ければ買うようにしている。