漁書日誌 3.0

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台風接近の古書

台風接近、種々警報が出たせいで仕事は急遽お休み。ということで、夕方所用で地元繁華街に出た。で、ちょっといつもの古書店を覗いてみると、おおおという雑誌発見、即購入。

文芸界定期増刊「夜の東京」明治35年9月背痛補修1500円
小林一三「宝塚漫筆」(阪急電鉄株式会社)カバ200円
図録「永井荷風と東京」(江戸東京博物館)900円
吉村昭三陸海岸津波」(文春文庫)200円
いやあ「夜の東京」は嬉しい。こういう関係の明治期の入荷があったのかと聞いてみたが、そうではなく何故かこの一冊だけ混じっていたらしい。独歩や露伴、揆山、霜川、水蔭、弔花、遅塚麗水、みどり、武田仰天子等々が執筆。夜の銀座、夜の浅草、夜の万年町、夜の娘義太夫なんてのも興味ある。それから、「永井荷風と東京」展図録も嬉しい。これは1999年当時見に行って、会期も終わり近かった頃だったせいか既に図録が売り切れていたという悔しい思いをしたもので、その後何故かけっこうなプレミアがついてしまっていて古書店でも手を出せなかったものだ。十年以上ぶりにようやく。
いやしかし、いきなり豪雨になったりすぐやんで涼しくなったり、なんともはやである。