漁書日誌 3.0

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古書展にはイケズ雨

金曜日は用事があり、本日土曜は三鷹で昭和文学会に行きなどし神保町でのぐろりや会には結局行かず。注文していた三島由紀夫鏡子の家第一部」(新潮社)初版凾帯横山泰三宛献呈署名入5000円も外れたし。
でまあ昭和が終わった後久々にこちら方面に来たのでということで、チラと西荻音羽館荻窪のささま書房をのぞき見る。そこで思わず買ってしまったのが以下。

ケヴィン・マイケル・ドーク「日本浪曼派とナショナリズム」(柏書房)カバ帯2100円
ボネ「性倒錯」(文庫クセジュ)カバ帯300円
柳沢健「完本 1976年のアントニオ猪木」(文春文庫)400円
小林賢太郎戯曲集「home FLAT news」(幻冬舎文庫)200円
「日本浪曼派とナショナリズム」のみ荻窪。これは先々週だったか、神保町で2500円で見つけ、買うぞ買うぞとお金を持参したら売れていたのでダアとなったものだが、それより安く入手出来てヨカッタ。それからここ数日で金欠にもかかわらず買ってしまったもの。
三浦篤「自画像の美術史」(東京大学出版会)カバ帯1000円
スペンジマン「自伝のかたち」(法政大学出版会)カバ帯810円
「“城ちゃんありき”−城之内元晴回想文集」(七月堂)新本定価購入
ネット古書店、オークション、新本と様々。しかし「城之内元晴回想文集」は嬉しい。日大映研、VAN映画科学研究所あたりの細かい話満載。
もうすぐ新潮文庫藤沢清造「根津権現裏」が出る。定価540円。まあ賢太が売れてお礼の出版みたいなものだろうし、だとすると部数も少なかろうしということで品切れが怖いので即購入する予定。

パラドクシア・エピデミカ ― ルネサンスにおけるパラドックスの伝統

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芸術家列伝1 ─ ジョット、マザッチョほか (白水Uブックス1122)

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夢魔は蠢く 文豪怪談傑作選明治篇 (ちくま文庫)

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芸術の蒐集

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完訳 キーワード辞典 (平凡社ライブラリー)

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屋上庭園―甦る言語芸術の精華

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小津安二郎の反映画 (岩波現代文庫)

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そして最後に、拙稿掲載の雑誌(というか単行本)発売です。ちょうど桜桃忌ですね。太宰のよい読者ではないですが。
太宰治研究〈19〉

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