漁書日誌 3.0

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和洋会+三島関係新刊

和洋会展初日。注文品は無し。ただし、例の如く遅くなり、今日は間に合うか分からないがというところで、会場には17時55分に入った(ちなみに、帳場の時計はいつも5分進んでおり、まだ18時になっていなくてもその時計を示されて入場拒否されたりすることもある。まあ、とっとときやがれということだ)。ほとんどザッとも見られず、駆け足気味に会場を回って、一冊だけ購入。

谷崎潤一郎「刺青」(籾山書店)明治45年4版凾欠4000円
表紙のスレは見たとおりでけっこうあるのだが、肝心の角背のところが全く痛みがないのが救い。ぴったり99年前の本と思えば…。いまのところ「刺青」はこの4版まで確認しているが、家には初版と3版があるので、残るは2版である。版で何か違うのか…おそらく何も違わない、だのに同じ本を買うなどとは、ただの阿呆である。
桜井秀勲「戦後名編集者列伝」(編書房)カバ帯600円
佐藤泰正編「三島由紀夫を読む」(笠間書院)定価
高山秀三「マンと三島 ナルシスの愛」(鳥影社)定価
ほかに写っているのが上記。編集者列伝はネット古書店より。著者は言わずと知れた「女性自身」の元編集長。後者二つは、元々買おうと赴いた東京堂が18時で閉まってしまったのでかわりに入った三省堂にて新刊購入。前者の論文集は出てすぐその存在は知っていたが、中に三島「音楽」論があり、拙論が引用されていたためすぐに購入とあいなったわけ。学生時代の論でなんとも。マンと三島のやつは、その共通性など気になっていたところだったので即購入決定。帯の文で「憂国」となるべきところが「愛国」と誤植されているのが残念。それから、拙論掲載「国文学 解釈と鑑賞」4月号特集:三島由紀夫というプリズム、発売されました。ああそういえば、三省堂裏の喫煙所、今日見たら立ち入り禁止になっていた。

マンと三島 ナルシスの愛

マンと三島 ナルシスの愛

国文学 解釈と鑑賞 2011年 04月号 [雑誌]特集:三島由紀夫というプリズム

国文学 解釈と鑑賞 2011年 04月号 [雑誌]特集:三島由紀夫というプリズム

書物復権2011で、未来社の「グラン=ギニョル」が復刊決定。