漁書日誌 3.0

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下町展

今日は、けっこう早めに都内に出ていた。だから、まずは田村やら各古書店を覗いてから、平常二時間前くらいにゆっくりと会場に向かったのである。しかし今日は寒い。

ローウェンタール+グターマン「煽動の技術」(岩波書店)重凾420円
森村泰昌「芸術家Mのできるまで」(筑摩書房)400円
現代日本文学28「三島由紀夫集」(筑摩書房)初凾300円
中川清編「明治東京下層生活誌」(岩波文庫)250円
篠田鉱造「明治百話」(岩波文庫)上下揃500円
中村光夫「風俗小説論」(新潮文庫)200円
ザッと会場を回って以上を購入。下町展って、あまり印象ないのだが、今日は何か黒っぽいのがちょいちょい並んでいる棚があって、例えば百間「冥途」(稲門堂書店)初版凾欠少々痛10000円とか、そういうのが普通にポンとあってへえと思ったことであった。三島の文学全集ものは、以前これだけがどうしても実物入手出来なかったものなのであった。転がっていれば数百円だがいざ欲しいということになるとまるで見かけないのがこの手の書物。
ところでそれよりも、久々に新刊書店に立ち寄ると、おおこれはという新刊が並んでいた。

武智鉄二という藝術 あまりにコンテンポラリーな

武智鉄二という藝術 あまりにコンテンポラリーな

竹久夢二―社会現象としての“夢二式”

竹久夢二―社会現象としての“夢二式”

これは二冊とも欲しい。武智の本は、去年明治学院で武智シンポがあって、本にするとか聞いていたのでそれかと思ったのだが違っていた。前に秦豊吉の評伝を書いた人の新刊。それから夢二式は、当時の流行を社会学的に追っかけたようなものか。
そういえば、三省堂裏の喫煙所が今年三月をもって廃止との看板が出ていた。

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恵比寿映像祭の忘れられた映画の再発見 神戸映画資料館セレクション
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