漁書日誌 3.0

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花冷えの日の古書

昨日今日と雨、そして冷える。寒い。明日からは何とか回復するようだが、そんな花冷えの今日、先日ネット古書店に注文した本二冊が届いた。

ジョルジュ・パラント「ペシミズムと個人主義」(パラント著作刊行会)凾1000円
中山義秀「台上の月」(新潮社)昭和38年4月30日初版凾1000円
中山ギシューのは、横光利一との交流をそのまま実名で記した長篇。ちょっと読んでおこうということで。それからパラントは、シュティルナー関連で知ったのだが、これはパラント著作集の一冊で、著作集自体は四冊で完結のよう。書き込みがあるとのことで安かったが、聞いたら奥付に購入日が記してあるだけというので注文。
で、本日はこの雨そぼる中地元の繁華街まで出かけ、いつも覗く古本屋に立ち寄る。
雑誌「BOOKMAN」特集・SF珍本ベストテン300円
叢書ヒストリー・オヴ・アイディアス18「異端の精神史」(平凡社)カバ400円
この二冊を購入。BOOKMANはさておき、後者。この小四六判の本は知らなかったが、叢書ヒストリー・オヴ・アイディアスとして全30巻が刊行されているらしい。巻末広告のラインナップを見るとこれがもういちいち欲しい感じ。どうも「西洋思想大辞典」というのをテーマ別に小分けにしたものらしいのだが、その後元本そのものが全5冊で平凡社から刊行されている。元本は古書で5万円とかするようで手は出ないが、これはいいなあ。
とにかく寒い、明日の趣味展に期待。