漁書日誌 3.0

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窓イケズ

先週の書窓会古書展には所用で行けなかった。
だが神保町に行けなかった鬱憤が出たのか、土曜日に届いた扶桑目録で注文はしたものの、翌日は近所の新刊書店を覗いて以下のような新書を購入した。こんなの出ていたのは知らなかったが、けっこうズバズバ書いているような気もする。

そして月曜、注文品が届いた。

村井弦齋「縮刷 酒道楽・女道楽」(博文館)大正9年12月10日11版凾欠2500円
最近は岩波文庫でも出ているけれど、「女道楽」がどんなものかと注文。装丁は木版装幀だが誰の手になるものかは不明。そして一緒に写っているのは、月曜日に出先の古書店にて購入したもの。
戸矢理衣奈「下着の誕生」(講談社選書メチエ)840円
さて以下は、ここのところネットオークションで落札したもの。
現代美術場外乱闘

現代美術場外乱闘

都築響一「現代美術場外乱闘」(洋泉社)カバ帯1700円

細野晴臣「Making of NON-STANDARD MUSIC」+付録冊子800円
前者は出たばかり。後者は、レコード目当てではなく、付録のこの冊子「GLOBULE」(テイチク、昭和59年11月10日発行)が目当てである。丸尾末広諸星大二郎藤原カムイらのコミックとか変な小説とか細野の対談とかが掲載されている。
さて、そして日曜日。西荻ブックマークのイベントに参加してきた。しかし折角西荻方面に赴くなら、と、まずは荻窪で途中下車、ささま書店を覗き、その後、西荻に移動して音羽館へ。それで、以下が買った古書。

菅野覚明神道の逆襲」(講談社現代新書)315円
菅野聡美「消費される恋愛論 大正知識人と性」(青弓社ライブラリー)525円
レナート・ポッジョーリ「アヴァンギャルドの理論」(晶文社)1050円
矢内賢二「明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎」(白水社)1500円
平川祐弘「和魂洋才の系譜(下)」(平凡社ライブラリ)300円
紀田順一郎「東京の下層社会」(ちくま学芸文庫)350円
「消費される恋愛論」と「空飛ぶ五代目菊五郎」は探していたので安く買えてよかった。特に後者はこないだ出たばかりで、定価で買わずケチケチと古書で探していたのである。「和魂洋才」はデカイ単行本は安く見かけるがこのライブラリ版を安く古書で探していた。下巻だけだが350円は安い。これなら上巻定価で買ってもよいし。