漁書日誌 3.0

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土曜日の古書

どうも寝起きがよくない。昔からというわけではないのだが……本当は今日は某文学系学会の大会に赴こうと思っていたのだが、結局行かず。すると、夕方、某扶桑の目録が届いた。おおこれは、というものは既に売り切れていたが、一点のみ注文。
その後、地元繁華街に出ていつも覗いている古書店へ行き、幾つか古書を購入。

弥永信美「幻想の東洋」上下(ちくま学芸文庫)1200円
橋爪信也「日本の遊園地」(講談社現代新書)350円
高階秀爾「日本近代の美意識」(青土社)初函帯600円
「幻想の東洋」は、この文庫で出たときに、おおこれは古書でなどと思っていたが、もうあれから四年も経過してしまっていたか。単行本も古書でよく見かけるけれど場所を喰うのでとにかく文庫で欲しかった。二冊で定価の一冊分ならよいか、と。橋爪信也の本はあれこれとあるけれど、例えば中公新書の「幽霊屋敷」のように、これもあんまり見かけない気がする。それから高階のは、日本の近代美術と文学の関係を論じたところがあり前々から安く探していたものである・・・と思っていたら、今調べてみるとこれ後に新訂増補版なるものが出ているじゃない、あーあ。これも場所喰うのでちくま学芸か中公文庫あたりで文庫化して欲しいところである。

三島由紀夫の文学

三島由紀夫の文学

それから献呈していただいた本。感謝である。中身の論文は、かつて読んだことのあるものも少なくないが、かなり加筆増補されており、改めて一本を通読したいものである。