漁書日誌 3.0

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雨の日の週末神保町

神保町に所用で赴いたのだが、古書展には間に合わず。窓展。二日目なので17時閉場。ここのところ、下町展、高円寺展等々古書目録が続いて届いている。

本日、購入したおよび届いたところの古書と新刊書店で購入した本。まずは先日ネット古書店でようよう見つけ注文したもの。
中川成美「モダニティの想像力—文学と視覚性」(新曜社)2200円
3月31日発行と奥付にあるけれど、古書で探して購入、相変わらずケチである。前にもここで紹介したけれど、これは入手して読んでみたい思っていた本なので安く購入出来てヨカッタ。それから、ネットオークションで落札したもの。
グールド「人間の測りまちがい」(河出文庫)上巻890円
まあ上下巻の上巻だけだが。でもこれ定価1500円もし、上下合わせて3000円というのもなあと、古書で安くないかと思っていた。無論単行本ならば、2000円前半で出ているのだが、やっぱりコンパクトだし文庫で欲しい。ということで、入手してしまった上巻には帯がついていたので、じゃー帯がなくならないうちに下巻を買うしかなかろうということで、今日は東京堂にて下巻を定価で購入。

人間の測りまちがい 下―差別の科学史 (2) (河出文庫 ク 8-2)

人間の測りまちがい 下―差別の科学史 (2) (河出文庫 ク 8-2)

アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論 (岩波文庫)

アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論 (岩波文庫)

この下のアリストテレスの、これも東京堂で定価購入。今ちょっと「詩学」が入り用で、うちの書架にあった赤帯の古い岩波文庫じゃあなあということで、まあ解説もしっかりしているし、こちらの新訳を探していたのである。しかしこれがまーなかなか見かけない。あれれもう品切れかと思われたのだが、東京堂に店頭在庫あった。それと、東京堂のレジ前に、「東京創元社 文庫創刊50周年」という冊子があったので貰ってきた。対談とか掲載。ここに、今秋「幽霊の2/3」新訳刊行と出ていた。ミステリ系はほとんど読まないのに、これは古書価がスゴイということだけはワタクシでも知っている。そういえば、創元推理文庫渡辺温の「アンドロギュヌスの裔」が出るとか何とかいうネット上の噂をたしかもう五年以上前に聞いたことがあるが、あれはただの与太だったのだろうか。で、まあ一応モールにも立ち寄り、以下の新書を購入。
東秀紀「漱石の倫敦、ハワードのロンドン」(中公新書)250円
村岡実「日本のホテル小史」(中公新書)200円
ウウムこんなもの買わずにケチケチしておけばよかったか。今度の連休中の古書展には幾つか注文を入れてしまっているし。