漁書日誌 3.0

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にちようびの古書

明日〆切の仕事書類を徹夜でなんとか終わらせて、地元繁華街にある本局に出しに行く。そして帰りがてら、いつも立ち寄る古書店へ。寝不足でフラフラながら、こんなものを買ってしまう。

木佐木勝「木佐木日記 瀧田樗陰とその時代」(図書新聞社)凾傷1500円
福島次郎「淫月」(宝島社)500円
とうとう「木佐木日記」に手を出した。といっても、全四冊の方のイメージだったのだが、こういう一冊本(?)もあったのか。取り敢えずねえ。やっぱりあれはいつの日か欲しいが、四冊揃うとなかなか手が出ない。以前四冊揃いで15000円くらいのがあったのだが、やはりあれはお得だったんだなあ。無論その時は買わず。こういうのこそ、講談社文芸文庫あたりで、もしくはちくま文庫あたりで出して欲しいものである。無理そうだが。そしてもう一冊は、福島次郎の小説。この人の「剣と寒紅」と「蝶のかたみ」というのは持っていた。今回のは収録短篇中「飛魂抄」というのが三島の熊本取材旅行中のあれこれが活写されている。