漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

スコブル

頗る非常大博士のことを知ったのは、確か田中純一郎「日本映画発達史1」(中央公論社)であったと思う。
東京堂で立ち読みしたのに前回書き忘れていたが、今日、新聞広告を見て思い出した。駒田好洋の本が出たのである。

頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞

頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞

うむ、これは気になる……でも確かに、興行のやり方などエピソードとしては面白い話だろうし楽しめそうな本のような気がする。

で、駒田好洋とは全く関係ないが、映画、ということで、今日はフィルムセンターに「バルタザールどこへ行く」を見に行く。そしてドナルド・リチー氏による講演も。著書持っていってサインしてもらえばよかった。リチー氏の「日本日記」の邦訳でないかなあと思うのだが、原書でも分厚く優に5センチはありそうな束。やはり無理か。手許の原書、辞書を引き引き興味のあるところだけ読むしかない。
昨日はシネマヴェーラ渋谷にて「暗号名 黒猫を追え!」と「東京ディープスロート夫人」を見てきた。前者はまあ昨年同じ場所で上映された「スパルタの海」と同じく、いろいろと訳ありで結局今回が初の劇場公開だという。
そういえば、延期になった渡辺文樹の新作はその後どうなったのだろう。