漁書日誌 3.0

はてなダイアリー廃止(201901)を受けてはてなブログに移設しました。

読書

ぐろりや会ではなく最近の

金曜日、ぐろりや会初日。サッパリするほど何も買うものがなかった。本日は扶桑に赴くも、買うものなし。寂しい気もするが今、お金を使わないことは大事である。というのも、既にネットであれこれと買ってしまっていたのだった。 ライオネル・トリリング(野…

台風一過

こないだは扶桑書房目録速報5号が突然来て、結局注文品はなかったのだが、やはりどうしたって萩原朔太郎『月に吠える』大正6年初版で挿画全て欠というのが6500円であったりしてこれは欲しいとなり、といってもまあこれは殺到で既にないだろうなあと注文すら…

私がこだわった初版本

川島幸希氏が『日本古書通信』に連載していた「私がこだわった初版本」がこのたび単行本になるという情報を得たので紹介する。 市販されるのは普及版45部のうちの35部で、内訳は友人知人用として25部+『古通』定期購読者用10部を販売、そして残りの10部が寄…

下町展より扶桑で風呂

下町古書展。初日の昨日、終わり1時間くらいをちらと覗いてきた。ザッと30分ほどまわって文庫本2冊と安部公房の昔の本のみ。それからお勉強用にネット古書注文したものを直接店に受け取りに行く。 そして今日、田村の外台など見て500円ばかり買った後、三省…

紙魚展ほか

国会図書館で調べ物をしてから紙魚展へ赴く。最近国会のデジタルデータプリントアウトが格段によくなった。前にはなかった画質調整やトリミングも出来、これならばまあという感じである。で、古書会館へ到着したのは閉場15分前。今日は暖かく、駅から走って…

古書と新刊

新刊書店で新書を買い、帰ってきてみると、ネット古書店に注文した本が届いていた。 ワット「小説の勃興」(南雲堂)カバ帯2620円 グロード他「エッセイとは何か」(法政大学出版局)カバ帯1500円 今野真二「百年前の日本語」(岩波新書)定価 鈴木貞美「入…

まど展など

まど展初日。といっても所用など済ませてから会場入り、閉場1時間前。強者どもが夢のあと、という感じであった。とはいえ浪費をしなくて済んだと思えば。 飯島正「ぼくの明治・大正・昭和」(青蛙房)カバ700円 「早稲田文学」明治39年6月号300円 「映画評論」…

ネットで買う新本

ネットオークションで落札したりネット古書店で注文したりした古書ではなく新本が届いた。 マンディアルグ「薔薇の回廊」(エディション・イレーヌ)訳者挿画家両者署名入新本定価 由良君美「椿説泰西浪曼派文学談義」(平凡社ライブラリ)帯1260円 ホッケ「…

古書展のない金曜

gggでやっている横尾忠則装幀展、太田美術館での芳年展、北参道でやっている浪曼劇場写真展に行くかと思っていたのだが、結局なんやかやで行けず、地元古書店を覗き、以下のようなものを購入。 山田一夫「京洛風流抄」(白河書院)初版カバー傷300円 「日本…

日曜は雨

昨日の土曜日は、山中湖の三島由紀夫文学館で開催されたレイクサロンに参加。富岡幸一郎氏の講演「三島由紀夫と吉本輶明」があったのだが渋滞に巻き込まれ想定外の大遅刻でほとんど聞けず仕舞いあった。しかし近々このテーマで新著を出す由。 そして本日、朝…

城北展行けず、そして日本オルタナ出版史

木曜日に渋谷東急古本市に立ち寄ったが、まあせいぜい文庫本2冊。今夏はデパート展全滅であった。その分ネットで買ってしまっているのであるが。で、今日は城北展二日目だが結局間に合わず。過日銀座のSAGに予約しておいた「無残絵」署名本を取りに行きそれ…

近頃の購入書

ソーントン不破直子「ギリシアの神々とコピーライト」(学芸書林)カバ帯210円 図録「美しき作家 加能作次郎」(志賀町立図書館)2000円 亀井秀雄「感性の変革」(講談社)カバ1300円 上記二点は人に教えて貰ったもの。加能作次郎の図録は、写真も多く(特に…

月曜から

週末ろくに古書展にいけなかったものだからその反動なのかなんなのか知らないけれども、あれこれと買ってしまう。 ヘブディジ「サブカルチャー」(未来社)カバ494円 佐伯順子「『色』と『愛』の比較文化史」(岩波書店)カバ帯1700円 図録「『青鞜』と『女…

36年前からの在庫

昭和30年の早稲田緑の詩祭で講演してくれと頼まれた三島由紀夫はそれを丁重に断り、その話は石原慎太郎のところも持って行かれ、石原が講演した。この依頼をしたのが河野典生である。昭和30年前後の河野の消息や活動、とくに所属していた詩劇グループの詳細…

杉並展やら中央線沿線やら

久々に高円寺へ行く。中央線沿線はしばらく行っていなかったのだが、今日からの杉並古書店で、目録注文したものが当たったからである。 山崎晃嗣「私は偽悪者」(青年書房)昭和25年2月20日初版帯欠2000円 ドナルド・キーン「日本語の美」(中公文庫)カバ帯1…

師走の古書

師走である。大晦日を明日に控えた今日は忘年会で都内に出た。忘年会会場近所のブックオフに立ち寄り思わず古書を買ってしまう。 高橋律子「竹久夢二 社会現象としての〈夢二式〉」(ブリュッケ)カバ帯2000円 「肉体の叛乱 舞踏1968/存在のセミオロジー」…

ぐろりや後に新刊本を買う。

ぐろりや展古書展初日。といっても注文品もなく、祝日でもあり早めに帰ろうかななどと思いつつも会場には閉場30分前に到着。ザッと見て、結局買ったのは小西甚一「俳句の世界」(講談社学術文庫)100円のみ。その後、東京堂へ行って文庫と新書を買う。 以下…

新刊:福田恆存論/映画「美輪明宏〜『黒蜥蜴』を求めて」

浜崎洋介『福田恆存 思想の〈かたち〉—イロニー・演戯・言葉』新曜社、2011年11月22日発行。定価3900円+税。福田恆存 思想の〈かたち〉作者: 浜崎洋介出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/11/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブ…

本やらイベントやら

青展を控えているが、その前に幾つか展覧会などまわる。昨日はフェスティバル・トーキョーのカオス*ラウンジによるカオス*エグザイル@秋葉原に行ってきたが、今日は、水曜日は21時まで開館しているということで仕事後に駆け込んで、草間弥生Kusama's body Fe…

和洋会展

和洋会古書展初日。注文していた高橋仁宛泉鏡太郎(鏡花)大正10年印刷賀状2000円、小山内薫「窓」(春陽堂)初版裸4000円はハズレ。鏡花の賀状、印刷でも2000円だったら欲しいなあと。他にも柳浪だとかの肉筆葉書が3000円とか安めの価格で出ていたが売れた…

「藤蔭静枝の子」という本を買った。

今日、新潟の書店に注文していた本が届いた。 児玉義男「藤蔭静枝の子—父は文豪永井荷風と確信」(私家版)2011年3月1日発行・定価1300円+税 著者は昨年、藤蔭静枝(八重次)が昭和24年に「サンデー毎日」へ発表した自伝をまとめ詳しい解説をつけた「藤蔭静…

七夕前日古書など

金曜土曜と明治古典会七夕大古書市の一般下見。今日は国会図書館に籠もりきりであったので明日行く予定。藤沢清造の原稿とか出ていたが、やはりあれは西村賢太がドカンと入札するのであろうか。と、いうか、もう印税狙い撃ちのような出品。 でまあ、ここ数日…

藤沢清造「根津権現裏」新潮文庫発売!

根津権現裏 (新潮文庫)作者: 藤澤清造出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/26メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 135回この商品を含むブログ (18件) を見るとうとうでました、藤沢清造「根津権現裏」(奥付の発売日は7月1日)、西村賢太による註、校訂の…

新刊「三島由紀夫 同時代の証言」+文庫本の話

松本徹・佐藤秀明・井上隆史・山中剛史=編「同時代の証言 三島由紀夫」(鼎書房)平成23年5月30日発行、四六判丸背上製本カバー装449頁、定価2800円+税 上記の三島対談本出ました。ただ対談というのではなく、三島と同時代を共にして仕事をした人にインタビュ…

土曜日の古書

土曜日である。所用を済ませてから神保町に向かったのは別の所用があるからではあったのだが、無論行ったからには古書店を覗きたい。ということで、昨日持参し忘れた城南展の目録封筒を会場においてきてから、隣の郵便局でネット古書店の支払いを済ませ、古…

連休も仕事

連休の間にやっておかなければならない仕事というのがあれこれあってダラダラしたいがその余裕もなく。しかしまああまり閉じこもっていると煮詰まるものも煮詰まらず、気晴らしにちょいと地元の古書店を覗いて文庫本を購入。 高部雨市「君は小人プロレスを見…

趣味展

趣味展初日。 注文したい本も目録には掲載されていたが、我慢して何も注文せず。閉場30分前に会場へ。 写真は喫煙所から。 まあ、三島関連で雑誌「weeklyプレイボーイ」300円を一冊購入したのみ。せっかく往復の電車賃をかけてきたのにというのもあるのだが…

買った本

ここのところついつい注文を入れてしまった古書。だいたいがネット古書店である。 兵藤裕己「演じられた近代」(岩波書店)2100円 真野倫平編著「グラン=ギニョル傑作選」(水声社)1800円 アニエス・ジアール「エロティック・ジャポン」(河出書房新社)24…

初古書

新年最初の古書が届いた。といっても年末注文して、正月休業だかなんだかでやっと届いたものだが。映画というテクノロジー経験 (視覚文化叢書)作者: 長谷正人出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2010/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を…

日曜に届く本

松宮秀治「芸術崇拝の思想」(白水社)2000円 シヴェルブシュ「光と影のドラマトゥルギー」(法政大学出版局)2200円 小山内薫「足拍子」(プラトン社)大正13年7月15日初版凾1500円 「芸術崇拝の思想」は金曜日に神保町で、シヴェルブシュはネット古書店で…