漁書日誌 3.0

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演劇

連休古書

ここのところの古書。 まずは土曜日の連休初日。ぐろりや会古書展には間に合わず、扶桑書房事務所へ。新たに出来た100円均一棚から2冊を抜き出し購入。 鈴木善太郎「紙屋橋」(野田書房)昭和13年7月24日初版特製凾100円 宇野浩二「文章往来」(中央公論社)…

千里眼で熱帯樹

3月1日、西部古書展へ赴く。予定であった。が、バタバタしているうちにギリギリになり、会場へ電話。閉場の18時に5分くらい遅れるが、注文品が当たっているのを確実に取りに行いたいのだが…と問い合わせると、18時10分には誰もいなくなりますから、というこ…

トークに寄稿、オペラと古書

いろいろと滞っていた仕事があったり、あちらこちらとしているうちに須臾と月日が経ってしまいもう三月。前にこちらで告知したトークも無事終わり、オペラも観劇しに行き、合間に古書を買ったりしていた。 で、いろいろと書くことがあるのだが、まずは仕事関…

五反田新宿

まずは五反田へ向かう。五反田遊古会古書展。注文品はない。1階のガレージをじっくり見て行く。よく見かけるシェークスピア全集の端本に、なにやら「嘉香校正本」と手書きの帯が巻かれているものが10冊くらいある。赤字で誤植などが細かく直してある。これは…

仮面と連続近代能楽集

金曜日は五反田遊古会に向かう。注文品が4点もあったが、当たったのは1点のみ。閉場1時間前くらいに到着して、1階ガレージからよく見て行く。少し前ならついでにと買ってしまいそうな本や雑誌もあったけれども、最近はゲルピンでケチケチしているうえに、家…

5月の趣味展

仕事やらなにやらと、前回のエントリからバタバタしているうちに一ヶ月が経過してしまった。正に須臾の間で、時々にお勉強用の本やら趣味の本などもポツポツと買ってはいたのだが、なんとなくそのままになってしまっていた。連休明けあたりから、いやここ数…

黒蜥蜴すぎて

先日、デヴィッド・ルヴォー演出「黒蜥蜴」@日生劇場に行って来た。製作は大阪の梅田芸術劇場で、東京公演のあと大阪。ルヴォー演出の「黒蜥蜴」は、前にtptでやったのを行きそびれてしまったので、しかも主演は中谷美紀だというし、これは新鮮な舞台になる…

しわすとサド

今年もあとわずか数日となった。いつものように正月の酒を買いにでかけ、今年はビックカメラで獺祭を買ってきた。先週の古書展には行かれず、結局今年の古書納めはもう明日くらいには届くであろう某資料くらいだろうか。ここにもあれこれと記してきたが、と…

台風前の特選そして三島イベント

本日より年に一度の神保町古本祭。青展もそして特選も今日が初日である。年に一度のイベントであるし、毎年恒例、朝イチでならなくてはいけない。9時40分頃であったが、未だ古書会館入口のガラスドアはあいておらず、ザクザク数えたら既に50名近くの人が既に…

台風一過

先週の9月16日の土曜日、趣味展2日目には向かわず、一路雨の中西荻窪に向かった。久々の中央線沿線である。西荻窪では音羽館、盛林堂を見て回ってから、今度は荻窪に移動。荻窪でささま書店をあれこれと見て回っているうちにタイムアップ。19時を過ぎてしま…

白蟻と盲目

現在新国立劇場小劇場にて上演中の三島由紀夫作「白蟻の巣」に行ってきた。 演出/谷賢一 出演/平田満、安蘭けい、石田佳央、村川絵梨、半海一晃、熊坂理恵子 3月2〜19日(この後、兵庫、豊橋を巡演) マチネのあとにトークショーがあるのである。おそらく…

今週末の怒濤

金曜日。 神保町の古書会館ではぐろりや会古書展、五反田の南部古書会館では散歩展が初日を迎えていた。昼過ぎの列車に乗るために、神保町は諦めて五反田に向かう。家を出たのが遅かったためもあり、チラッと一周しただけであったが、散歩展の会場は「書物展…

古書とライ王

ここのところ、ネット古書店やらマケプレで買った古書。 山崎安雄「著者と出版社」(学風書院)カバ帯100円 雨宮庸蔵「偲ぶ草」(中央公論社)カバ帯1214円 赤塚行雄「『新体詩抄』前後」(学芸書林)カバ帯550円 柳田泉「随筆 明治文学1」(東洋文庫)凾帯1…

寒波前の趣味展

趣味展、初日である。 寒い。大寒波が来ているそうでこの週末は大雪かなどといわれているが、はて東京はそこまでもなかろと思う。しかし先週に比べグッと冷え込んできたのは確かで陽の出ている昼間でもマフラー無しはつらい。そして今日は趣味展に遅刻。30分…

日曜の重量

新宿展、初日。 今回はまあ全部は当たらないだろうなあと3点注文していたのだが、幸か不幸か全部当たってしまった。正直、懐がお寒い限り。新宿展、いつもは月曜日つまり最終日の終わり頃にサッと覗くだけという感じであったが、今日は都内に出る用事があっ…

師走の五反田

五反田古書展、初日である。注文品は2点、「北園克衛全写真」と「NLTの顔」。北園は抽選ハズレ。後に用事を控えていて、約1時間くらいしかいられなかったが、今日は黒白(黒っぽいのも白いのも)ぐちゃぐちゃな感じでもっと漁れば面白いものもあったのではな…

芝居と手ぬぐい

まずはここのところ入手した本。 尾高修也「谷崎潤一郎 没後五十年」(作品社) 浅岡隆裕「メディア表象の文化社会学」(ハーベスト社)カバ665円 尾高修也先生の新著はご恵送いただいたもの。感謝です。「青年期」「老年期」に続いて谷崎論第3弾である。そ…

三島演劇/癩王に黒蜥蜴

■ライ王のテラス 三島由紀夫作、宮本亜門演出 2016年3月4〜17日@赤坂ACTシアター **************************** ■黒蜥蜴 江戸川乱歩原作、三島由紀夫作、宮城聰演出 2016年1月16日〜2月7日@静岡芸術劇場

今週の。

先週末、極々金欠になり立ちゆかなくなりそうになって、一気に10点くらいの古書を売却した。予想以上の金になって、なんとか首の皮が繋がる。金がないからほとんど古書は買えないのであったが、しかし今行っておかないとというイベントというか展覧会なども…

五反田雑本党

昨日赴いた和洋会では、会場で新書1冊購入するきりであって、本当は五反田に立ち寄ってからと思っていた予定がバスの遅れで不可能になり大きなトートバッグを持って来たのが雨の中荷物で邪魔であった。五反田用のトートだったのである。 で、今日。満を持し…

パルコイメージステージと寺山修司

先日、ネットオークションで寺山修司台本演出の「青ひげ公の城」のパンフレット(+半券とチラシ)を落札した。寺山修司および天井桟敷関連は前々から興味があってあれこれと手が届く範囲で資料を収集していたので、今回のは嬉しい収穫であった。というか、…

神田古本まつりから歌舞伎座へ

平成26年度神田古本まつり特選古書即売展である。 いやー、今から8年くらい前であるならばまだしも、年を追うごとに掘り出し物を見つけづらくなって、なおかつ、これに代わるような一人展なども出来、正直、年に一度の古書のお祭り的な気分はかなり薄らいで…

夏のノフラージュ

先月末に来た扶桑書房目録速報で注文した本と、それとは別にネット古書店に注文したものが届いた。 清水澄子「さゝやき」(宝文館)昭和2年5月1日105版凾欠2000円 井東憲「地獄の出来事」(総文館)大正12年4月8日8版凾欠1525円 「さゝやき」が扶桑目録で注…

歌舞伎「恐怖時代」など

つい先日、八月納涼歌舞伎@歌舞伎座での第一部に行ってきた。第一部で、午前中から芝居というのは昼夜逆転生活者にはなかなかキツイものではあったのだけれども、なにせあの谷崎の「恐怖時代」それも、一応演出名義として武智鉄二の名が掲げてある今回の公…

真夏の古書など

暑い。東京は最高気温36度であった。 池袋リブロの古書市をはじめ、神保町、ネット古書店やヤフオクやら近所の店やらで買ったものを記しつつ、見に行った芝居などにも記しておきたい。 今西汎子「巴里より愛する母へ」(実業之日本社)昭和16年5月16日初版少…

ムナカタとか金閣寺とか

ネット古書店やらオークションやらで今週買った本。 ヘンリー・ミラー「三島由紀夫の死」(私刊)1992年6月1日発行2000円 フルッサー「写真の哲学のために」(勁草書房)カバ1500円 写真のはお勉強用だが、ミラーの三島論(の翻訳)は昭和46年10月に「週刊ポ…

三島演劇関係覚書

■金閣寺再演 4月5〜19日@赤坂ACTシアター■新国立劇場オペラ「鹿鳴館」 6月19〜22日@新国立劇場 中劇場■白石加代子「百物語」シリーズ第三十二夜99話「橋づくし」 6月20〜22日@世田谷パブリックシアター■UB.shouting,VOL.Ⅸ「突然の来訪者」(作・早瀬円)…

殻とか邯鄲とか

前回のエントリにも書いたけれども、金曜日の深夜に帰宅してみると、扶桑書房目録速報が届いていたのであった。まさか今日とは……先着順だしこの時間じゃと諦め半分で真夜中にファクスを入れた。で、月曜日である。3点注文したうちの1点が届いていた。他2点は…

ぐろりや会には間に合わず

ぐろりや会二日目。注文品は無し。夕方、都内に出る予定もあったので古書会館に立ち寄ったが、既にその時17時過ぎ、間に合わず終わっていた。古書店を幾つかみてまわる。田村の外台にて稲垣足穂「美しき学校」(北宋社)カバ帯を買う。唐木順三、須永朝彦の…

東急渋谷大古本市

東急渋谷大古本市である。本日初日。結局、新宿京王は今年行けず。東急渋谷も注文品もなく、何気なく覗くつもりであった。でまあ、18時から見始めて、ふと気づくと閉店の21時。ここはやはり広くて疲れる。 ヘンリッヒ「フィヒテの根源的洞察」(法政大学出版…