漁書日誌 3.0

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2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

金ぴか金閣寺

田山花袋「花袋集 第二」(左久良書房)明治42年3月20日初版カバ欠2400円 写真左側のである。右側は参考用に並べた「花袋集」(易風社)。ネットオークションで落札したもの。2400円。中沢弘光口絵、斎藤松州装幀。口絵は油絵をカラー印刷。第一集よりも若干…

オペラ鹿鳴館

世界初演オペラ「鹿鳴館」池部晋一郎作曲@新国立劇場 上記の公演の本日千秋楽に赴いた。 歌うには台詞が長すぎるので、オペラ用にテキストを直してやったもの。しかしまあ、そもそも「鹿鳴館」自体がオペラに向いていたというべきか。「午後の曳航」なぞよ…

五反田と窓

五反田展会場の南部古書会館に到着したのが16時半ごろだったか。まずはザッと一階の外を見て回る。尾崎士郎の献呈署名本が100円であったが、あまりにボロボロだったので拾わず(そもそも背がボロボロで何の本かわからなかったので棚から抜き取ったのだ)。文…

扶桑書房古書目録平成22年夏季号

扶桑書房の夏季目録が届いた。 昨年もここで紹介した、目録自体が限定120部で、奥付に限定記番および所蔵者名があらかじめ記された、掲載商品が超豪華な逸品揃いという要保存目録である。 冒頭に配された店主による「ひとこと」には、〈日々、送られてくる通…

再度白金の土曜

昨日金曜日、ぐろりや会開催中の神保町には出られなかった。まあ注文品もなかったのだが、今日は国会図書館での調べモノやら庭園美術館やらで、時間が余ったら神保町に出ようと考えていた。 ちょうど今、庭園美術館でやっている「ロトチェンコ+ステパーノワ…

むかしの新書

金曜日、いつもならば神保町に…というわけなのだが、新興展。新興展は目録出していたんだけどなあ、以前は、といってももう五年以上前だが、谷崎潤一郎「小さな王国」初版凾付2500円とか目録注文して買ったこともあったのだが。まあ、いかないなあ。というこ…

梅雨前に扶桑

月曜日、扶桑書房の古書目録が届いた。 とはいえ、ちゃんと目録を見たのは仕事から帰宅してからで、帰宅前に友人から情報を得て二点注文したのだが、なんと、目録には雑誌「叙情」(故園草舎)1号4500円などというものが掲載されていた。無論間に合わず。こ…

城南展もイケズ

今日は城南古書展の初日だが、結局赴こうと思っていたのに、国会図書館でのコピーに手間取り間に合わなくなってしまった。まあ注文品もないし、無駄金使うことはないのである。日本のアヴァンギャルド芸術―“マヴォ”とその時代作者: 五十殿利治出版社/メーカ…