漁書日誌 3.0

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2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

薔薇刑余話

さて、先日ようよう完全復刻版の「薔薇刑」も買ったことだし、ということで、「薔薇刑」の話を少々。元版の「薔薇刑」はやはりワタクシが追っかけている三島由紀夫という作家とその作家像という問題を考える上でも極めて大きい要素があるものであったから、…

雨の和洋会

雨である。 雨の神保町、16時過ぎ。和洋会の会場。雨にもかかわらず、相変わらず盛況である。注文品はないし、今日はいつもより早めに来たので、じっくり会場を一周出来そうであった。でまあ、今日は入口近くのとこに出ていた、ふみくらの棚が個人的には好感…

薔薇刑は銀輪にのって

昨年、発売と知るやいさんで予約した、完全復刻版・細江英公写真集「薔薇刑」ですが、本日ようよう引き取ってきました。 大沢類復刻総指揮、細江英公・杉浦康平監修、限定500部記番・細江署名入、題簽付き段ボール外凾付きで、50000円。これが税込み52500円…

にちようびの古書

明日〆切の仕事書類を徹夜でなんとか終わらせて、地元繁華街にある本局に出しに行く。そして帰りがてら、いつも立ち寄る古書店へ。寝不足でフラフラながら、こんなものを買ってしまう。 木佐木勝「木佐木日記 瀧田樗陰とその時代」(図書新聞社)凾傷1500円 …

趣味展!

今日の趣味展は朝一番にいっていたらさぞよかったろうな、と、思えるようなものだった。そもそも、今回の目録に出ていた鏡花「粧蝶集」凾欠重版見返し傷6500円なんてのが出ていたが、でも金はないしで注文すら出来なかった。でもあの場の状態じゃ、よい品だ…

目録拒否の現状

雨の木曜日。所用にて、西武池袋線某駅下車。用を片づけてから、久々に古書店を少しまわる。まずは一軒目、某大学の斜向かいにある古書店。ここに6000円であった演劇実験室◎天井桟敷公演「書を捨てよ町へ出よう」プログラムは既に売れていた。あー。でまあ、…

五反田遊古会展

注文品は、なかった。それよりも神保町の我楽多展目録に掲載されていた「色ガラスの街」3150円、やっぱり注文しておけばよかったか。復刻と書いておらずまさかとは思うが、そういうことやってくれそうな書店さんだったし、もしかしたら大穴があったのかもし…

大山デブ子

女優・大山デブ子。大都映画所属。幻のB級!大都映画がゆく (集英社新書 478F)作者: 本庄慧一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (12件) を見るこの本を、仕事の帰りに渋谷パルコブック…

ケチケチと

実は昨日の大物買いの前に、ズラズラとネット古書店やらネットオークションで落札した本などが届いていた。正直、期待しつつもハズレるだろうなあというところもあったので、当たったらヤバイかも、しかしまあねえ……と、購入してしまっていたのである。まあ…

聖なる世界

さて、本日は高円寺古書展の初日であった。注文した品は、写真集とボール表紙本。まことに妙な組み合わせではある。それはそうと、数日前からグッと冷えるようになった。今日も寒い。 会場に着いたのは17時半過ぎ。既に閉場間近で外は真っ暗である。まずは入…

愛書会古書展

今日は雨から雪になる、という風に予報ではいう。しかしまあ結果からすればそれはなかったのだが、20時頃などは強風に激しい雨でかなり大変であった。 まあそれはそうとして、今日は愛書会初日。注文品があり、それが気になっていた。 ピエール・モリオン/…

筑摩叢書ふゆものがたり

本日の仕事場の最寄り駅、その商店街の一番奥にひっそりと古書店がある。久々に立ち寄ってみる。そこで、こんなものを買う。 中谷孝雄「梶井基次郎」(筑摩叢書)420円 宇野浩二「芥川龍之介」(筑摩叢書)315円 シェイクスピア「冬の物語」(旺文社文庫)26…

古書初め

さて、今日は昼間ネット古書店に元日に注文した本が届いた。 石井洋二郎「文学の思考」(東京大学出版会)1400円 お勉強用である。で、ちょっと所用で都内に出たついでに、折角だし、ということで、銀座松屋へ行ってみる。古書展開催中。むろん、注文品はな…

正月切腹

あけましておめでとうございます。 昨年ふとはじめたこのブログも、二年目に突入です。それで、元旦の今朝、旧臘ネットオークションで落札した本が届いた。 中康弘通の私家版三冊である。(ちなみに三冊で千円だった) 「切腹〈歴史と文芸〉」昭和54年2月3日…