漁書日誌 3.0

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2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

奢霸都南柯叢書

ホフマン/石川道雄訳『黄金寶壷』(南宋書院)昭和2年3月15日発行。 凾欠、800円。 これは冒頭の日夏耿之介の言葉。でもこれは今日のぐろりや会で拾ったものではない。 強風のせいで、電車がストップ、本来ならば国会図書館へ立ち寄って、その後に古書展会…

ぐろりや会

行きそびれた。 まあ注文品もないし、懐も助かったか、というところだが。いやしかし明日いこう。 わざわざ電車賃かけていくので、まずは国会図書館でちょっと用足しして、それから古書展覗いて、古書店まわって、それから新宿でレイトショーでもみたいとこ…

小村雪岱装の封筒

夢二の画が入っている(印刷されている)便箋セットがある、とかいうのは何かのカタログだったか、目録だったか本だったかで読んだことがある。弥生美術館で知ったのだったかも。 しかし、小村雪岱装(装幀じゃないのに装ってのは変かもしれないけれども、ま…

デモ画集

「煤煙」やら「三四郎」やらの挿画が入った名取春仙画集「デモ画集」(如山堂書店)というのがあるのですよ。ちょっと欲しい……。でも高そうな。しかしなにゆえに「デモ」なのか、これがいまいちよくわかりません、ご存知の方教えてください。さて、紙魚展目…

デードン色

先日読んだ「魔風恋風」の冒頭近くのシーンで、主人公の萩原初野が、「デードン色の自転車」に乗っている、とあり、一寸待て、デードン色とは何ぞ、と、思っていたのだが、関肇「新聞小説の時代」を読んでいたら、何と、「魔風恋風」を論じた論文中に説明が…

池袋リブロ古書まつり

夕方、池袋に出る。 まずはちょいと以前「日本の古本屋」で注文していた本を引き取りに、光芒書店へ立ち寄る。店舗の半分が、ネット商品の倉庫と化していた。以前はよく通ったんだけどなあ。 で、それからリブロの古書まつりへ。 「ジャパン・アヴァンギャル…

地下演劇とかアヴァンギャルドとか

新宿展に赴く。 本当は、今日はラピュタ阿佐ヶ谷にてやってる喜八特集で、TVドラマ「幽霊列車」を見るつもりであったのが、なんだかんだで家を出るのが遅れ、遅刻だということで急遽予定変更、映画を明日にして、明日行く予定だった古書展を今日にしたとい…

独歩小品

昨日から読み始めた「新聞小説の時代」を読んでいて、国木田独歩の短篇「非凡なる凡人」を読みたくなった。 確か、以前古書展で拾った独歩の縮刷が「非凡人」とかいうタイトルだったな、と、思い出し、今日、国会図書館に出かけるときに持参し、電車の中で短…

金色夜叉とか

尾崎紅葉「金色夜叉」を読む。春陽堂刊、明治31年7月6日発行が初版で、今回読んだのは架蔵している重版、明治36年7月15日発行の9版。 もちろんカバーは欠。カバー欠で、重版の揃い(全5冊)を古書展目録で注文して、確か2500円で購入したものである。 まー…

魔風恋風

小杉天外「魔風恋風」を読む。 明治36年11月15日が初版で、今読んでいるのは明治41年4月10日発行の19版。サスガに本文は茶々っけているが、パッと見は復刻版のように状態がよい。 しかし実は、一番面白いのは、物語ではなくって奥付裏にある小杉天外の他の著…

test

test test DAS KABINETT DES DR YAMANAKAの「漁書日誌」のヴァージョンアップ版をブログ展開、ということで開始したいと思います。